こんにちは。小俣造園の小俣聖です。
本日は我が家の菩提寺でもある天応院の庭園の手入れが完了しました。
平成23年に落慶を迎えるにあたって1から作庭させていただいた庭園です。小俣造園のHPの画像等で使用されている庭園がこちらですね。私は当時、学生でしたが後期休みだったこともあり、この工事に携わりました。HPにはその時の様子も掲載していますのでこちらからどうぞ。
初日は前庭の貴人玄関前のモッコクや仕立物のマキ、ハナミズキ等の手入れです。参拝される方々の目にも留まるような器量の良いものばかりです。
中庭には日本庭園には欠かせないマツが二種類、貴人玄関からは黒松が、奥の間からは五葉松がそれぞれ訪れた人の目を惹くように配置されています。どちらも素晴らしいマツです。
日本庭園に植えられるマツとして人気があるものは主に黒松、赤松、五葉松ですが、それぞれ葉の形や付き方が違っています。
大きさや硬さは比べると共に、黒松>赤松>五葉松といったところでしょうか。また葉の付き方は黒松と赤松が2本で1組なのに対して、五葉松は5本で1組という違いがあります。これが五葉松という名前の由来ですね。また黒松や赤松は結婚式の熨斗袋のお飾りに用いられることがありますが、この2本で1組というところに夫婦円満の由来があります。マツはどの葉をとっても2本で1組という付き方をしています。そして、たとえ枯れて葉が落ちてしまったとしても、この2本が離れることはありません。これを夫婦がいつまでも離れずに一緒にいるということに見立てて縁起物として用いられるようになったようです。素敵な話ですね!
それぞれ松の手入れの違い等も写真を撮ったのですが、長くなりすぎるので今回はここまでにして次回以降に書きたいと思います。
先日、甥っ子を抱っこしてるときに「かわいいね~」と言ったら泣かれてしまいました。いったい何がダメだったのでしょうか。どうにか仲良くなれるように頑張りたいと思います。
それでは失礼します。次回の更新もお楽しみに!
小俣
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