こんにちは。小俣造園の小俣聖です。
本日個人邸での手入れが完了しました。大きな門かぶりのアカマツが目を惹きますね。門かぶりとはその名の通り門に覆いかぶさるように配置された植木のことで、そのお宅のシンボルツリーとしての役割を果たします。しかし、これほど大きさのアカマツを使うことは滅多にありませんね。比較的交通量の多い道路沿いにあるのですが、遠くからでもその存在感が際立ちます。
さて、今回の手入れでは塀沿いにあるキンモクセイやモチノキの仕立物などを中心に手入れを行いました。アカマツが非常に目立つだけにその脇にある植木も注目されるとなると気合が入ります。
手入れ前後で空模様も変わったのですが、それ以上に植木それぞれの輪郭部分がはっきりとして印象が変わったのがおわかりになるかと思います。
別の角度からです。左側にあるのがキンモクセイ、右側奥に見える2本がモチの仕立物です。キンモクセイの手入れは親方が担当しました。不要な枝を適度に抜くことで葉に隠れて普段は日が当たらない内側にも新しい芽が吹くようになります。自然樹形と仕立物の手入れの違いについては以前に書いたものがあるのでこちらをどうぞ。
中庭の手入れも完了です。ツゲやサルスベリ、チャボヒバなどはどれも植木としての樹齢が長いものばかりで、幹の内側が空洞になってしまっていてもまだまだ元気です。こちらでもマツの手入れはまた後日に日を改めて伺うかたちになっております。
朝と夜は半袖では肌寒いですが、日中は汗をかくほど気温が高くなるなど寒暖差が激しくなってきました。体調を壊しやすい季節ですので皆様も気を付けてお過ごしください。
それでは失礼します。次回の更新もお楽しみに!
小俣
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