こんにちは。小俣造園の小俣聖です。
本日、個人邸での植栽工事が完了しました。雨のたびに土が流れ出てしまうというご相談を受けて、新規のお客様のお庭に伺いました。そこで今回はグランドカバーとして人気のタマリュウを植栽しました。
グランドカバーとは「地面を覆う」ための植物を指します。見た目にも綺麗になりますし、そのほかにもいくつかの利点があります。
①土の流出を防ぐ
斜面部分の土が露出していると雨が降った際に流れ出てしまい泥汚れの原因になります。グランドカバーが植栽されていると根が土をしっかりとキャッチする状態になるので土の流出が防げます。
②雑草の防除になる
グランドカバーを密に植えることによって雑草が生えるスペースをなくすことができます。自分で除草をするのは大変、けれども除草剤は使いたくないという方にはうってつけです。また防草シートによる雑草の防除については以前にも記事を書いたのでこちらをどうぞ。
③管理が楽
種類によっては定期的に手入れが必要になりますが、タマリュウの場合は基本的に手入れは不要です。夏場などに乾燥を防ぐために水やりをする程度で大丈夫です。
こちらが作業前です。以前のタマリュウが枯れてしまったものもあり、雨が降るたびに土がアスファルトに流出してしまい汚れの原因になっていました。
手順① まずはこれらを新しいものに植え替えるために雑草とともにすべて取り除きます。
手順② 取り除いたらスコップ等でおおよそ20cmほどの深さまで耕します。このとき土の中にゴミや石、瓦礫などがあったら取り除きましょう。
手順③ 整地します。木材の片などを使うと綺麗に平らに仕上がります。
手順④ 土に水をかけます。ホースの口を押えてシャワー状に水を出してタマリュウを張り付ける面にかけます。表面がドロドロになる程度かけますが、整地した土が下に流れるとかけすぎなので注意しましょう。
手順⑤ タマリュウを枠から取り出して土の上に乗せます。不整形の部分は剪定鋏等を使ってカットしたものを入れ込みます。このとき根が出てしまっている部分には土をかけてあげて露出させないようにします。
手順⑥ 足で踏むなどしてタマリュウを土に押し込みます。そして再度水をかけて、根の露出部分がないか確認しましょう。
タマリュウの植栽の手順の大まかな手順は以上です。タマリュウがマット状ではなく鉢植えであったり、土の栄養素が足りていない場合は手順の変更や追加もありますが、タマリュウ自体はホームセンターで購入もできるので参考にしていただければDIYも十分可能だと思います。もちろん依頼があれば伺いますよ!
それでは失礼します。次回の更新もお楽しみに!
小俣
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