9.27【相模原】U様邸のヒノキ等の手入れが完了しました。

こんにちは。小俣造園の小俣聖です。

本日も個人邸での手入れが完了しました。明治時代の初期からある大変立派な植木のあるお庭です。

まず目を惹くのは中央にあるタギョウショウと呼ばれるアカマツから派生した品種の植木です。輪郭は傘状に成長し、個人のお庭に植えられることは大変珍しい貴重なものです。こちらのタギョウショウは明治の初期、政府によって取り壊されてしまった江戸の武家屋敷から私の高祖父にあたる方がこちらに持ってきたようです。正確な樹齢は不明なのですが、ゆうに150年以上は経っていると思われます。年月が経ってもなお大きさや形も素晴らしく、それが3本並んでいる何とも贅沢な配置です。タギョウショウの手入れはまた年末に伺った際に行うので、そのときにまたご紹介します。

 

 

今回一番多くの時間を割いたのはこちらのヒノキの手入れです。背が高く成長してしまう高木類はそのままにしておくと鬱蒼としてしまい、重苦しい雰囲気が出てしまいますので数年に一度は手入れが

必要になります。手入れの後で高さは8mほどになったでしょうか。高所作業車が入らないスペースでしたので秘密兵器投入です。

それがこちら、22尺の脚立です。1尺が30.3cmなので約660cmあります。うちで一番大きな脚立で、運ぶとき、動かすときにも2人がかりになる重さです。滅多に使わないものですが、こういったときには大活躍です。それでも届かない上の方は直接登っての手入れです。おかげできれいになりました。

塀沿いのモチノキの仕立物やサルスベリ等の手入れも完了です。やはり昔から続くお庭でしたので背の高い植木が多いです。交通量の多い道路沿いですので、見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。近くを通れば長屋門から内側の様子が見られるかもしれませんね。次回の手入れではタギョウショウなどのマツ類の手入れをするのでまた一味違った趣が感じられると思います。

 

それでは失礼します!次回の更新もお楽しみに!

 

小俣