こんにちは。小俣造園の小俣聖です。本日も個人邸での手入れが完了しました。
こちらは古くからお付き合いさせていただいているお客様のお庭であり、樹齢が百年以上は経っている植木も数多くあります。特に写真左側のアカマツは明治時代からこのお庭にあるもので、老木の雰囲気が漂う見事な一本です。
マツの幼木や若木といったものは枝や芽が上向きに成長していきます。それが老木になると徐々に芽が少なくなりはじめ、下向きに成長するようになります。
この枝の成長の仕方は樹勢が悪くなっただけでは見ることができず、長いあいだ大切に育てられてきた老木のみに現れる特徴です。芽数が多く生命力を感じさせる若木のマツもいいですが、老木のみが出せるこの独特な雰囲気は唯一無二の格別なものですね。
また以前、アカマツの手入れについて書いた記事があるのでこちらもどうぞ。
右側にもモッコクや、ヒメシャラ、モミジ、仕立物のマキといったどれも器量の良い植木が並び、手入れにも一層の気合が入ります。
中庭は池のあるこちらも素晴らしいお庭です。シイノキやモチといった高木やサツキやツツジ等の低木類などの手入れを今回は行いました。中島にあるマツやその他の植木はまた後日改めてということになりました。
広さと植木の多さがあり、写真ではすべての魅力をお伝え出来ないのが残念です。次回の手入れに伺った際に載せたいと思いますので、それまでお待ちください。
それでは失礼します。次回の更新もお楽しみに!
小俣聖
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