こんにちは。小俣造園の小俣聖です。
本日、病院内にある庭園の手入れが完了しました。写真は外から撮ったものですが、待合室からも同じ眺めを見ることができます。診察までの待ち時間に患者さんたちの癒しの空間になっているようであれば嬉しい限りです。
中央にある仕立物のマキは先代が育てたものです。先代は仕立物を大変好み、自ら幼木を仕入れてそれを畑で育てたようです。写真では左に傾いているように見えますが、実は幹が蛇のようにとぐろを巻いています。
もう一方の角度からみるとその様子がよくわかると思います。背は低いながらも、幹がここまでうねるものは滅多に見られない、大変迫力のあるマキです。
こちらも駐車場側にある、背の高い大変立派な仕立物のモッコクです。(仕立物と言っても刈込鋏は使わないので半仕立物と言ったところでしょうか。)今回は透かし剪定の前後の写真を作ってみました。モッコクは成長するスピードは遅めですが、葉が厚いため手入れをしないと重苦しい雰囲気が出てしまいます。やはり鋏で刈り込むのではなく、枝を抜いてやわらかく仕上げる透かし剪定がよく栄えますね。
その他の場所にもたくさんの種類の植木があり、とてもやりがいのあるお客様でした。建て替え前からあるものと新たに植栽したもの、そのどちらも今後とも美しい姿でいられるように我々で手入れをしていきたいと改めて感じたお庭でした。
もうお盆休みの時期ですね。私は今回長野に旅行に行ってきます。城の石垣や杉並木など興味をそそられてしまう方向が仕事に通じてしまう性なのでしょうか。笑
こちらでは見られないものがたくさんありそうで今からワクワクしています。その時の写真もこちらで紹介したいと思います。
次回の更新もお楽しみに!それでは失礼します。
小俣聖
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