こんにちは。小俣造園の小俣聖です。
本日も上溝夏祭り前の個人邸の手入れに伺ってきました。
写真からわかる通り、旧家らしい背の高い植木が屏沿いにずらっと並んでいます。普段は頻繁に使わない18尺の脚立も今回はフル回転でした。(一尺は30.3cmです。)
右からキンモクセイ、モミジ、、モチノキ、モチノキの仕立物、ツゲ、モッコクの仕立物等々さまざまな種類がありますね。それぞれの葉の色や樹冠の違いがよくわかり、それぞれの特徴が強調されているように感じます。
中庭からの写真も撮って葉の色や透かした後の雰囲気をお伝えしたかったのですが、またしても逆光でうまく写りませんでした、、、
ただ、これだけの植木があっても手入れの仕方によって鬱蒼とすることなく、それぞれの良さが味わえるということはお伝えできるかなと思います。
そして最後は親方が手入れをしたモッコクの透かし剪定の前後を写真になります。
モッコクは庭木の王様と呼ばれるほどの、日本庭園にはなくてはならないものです。(その魅力は書き始めると長くなってしまうので、また別の機会にしようと思います。)親方のポリシーは「どの枝を抜いたのかわからない仕上がり」なのですが、それがよくわかる仕上がりではないでしょうか。大きさがほぼ変わらないのに空間の広がりが出て、なおかつモッコクならではの柔らかみがある仕上がりになっています。
「マツとモッコクができれば一人前」と親方には常々言われており、私もこのような手入れができるように精進していかなければならないなと感じます。庭木の手入れは奥が深く、その魅力を少しでもお伝えできるように今後ともブログを更新していきますので、次回もお楽しみに!それでは失礼します。
小俣聖
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